スーダラブルース

雑多な日々のぶるーす(音楽・映画・本など)です!前のブログから引越し中

ロコ!思うままに / 大槻ケンヂ 感想。今ロックしてるんか?

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オーケンの小説はいつだって「まとも」で「優しい」

Amazonのレビューに書いてありました。激しく同意します。

 

バンド物〜オカルト物までいろんなジャンルが散りばめられた短編集でした。

個人的には、「ロコ!思うままに」「モモの愛が綿いっぱい」「天国のロックバス ロコ!もう一度思うままに 」がよかったです。

また、ただ楽しいだけではなく、若者のバンドの闇の部分を描くドキッとする話もありました。

 

ベストはやはり表題作の「ロコ!思うままに」。

 

絶対的に君臨する父親によってお化け屋敷に

閉じこめられている少年・ロコ。

 

独りぼっちの彼が美しい一人の少女リサと出会う……

ほろ苦い衝動が初めてロコを突き動かす! 

泣ける表題作他を収めた充実の短編集。

 

オーケン小説NO.1は
学生時代に出会ったグミチョコ(青春真っ只中でタイミングもある)

ですが、今作の「ロコ!思うままに」も泣けました。
 

何を隠そう、「もうどうでもいいや。消えちゃいたいぜ。。」という思いの中。

カルディコーヒーで安売りしてたアルコール度数高めの缶ビールを数本買って、

ベッカーズに入店。(よろしくない)

一応アイスコーヒーも注文しつつ、水用のコップにビールを注ぎ、飲み干す。

酔っ払った状態で、一つ目の物語、「ロコ!思うままに」を読みました。

すると涙が溢れて、「もう少しだけ、もがこうかな」と思い、

キャンセルしたはずだった勉強会の予定を参加に再変更しました。

次の「モモの愛が綿いっぱい」も不思議だけど泣けました。

オーケンには何度も救われてます。(筋肉少女帯の良さはわかりませんw ごめんなさい)

 

最後の「天国のロックバス ロコ!もう一度思うままに 」より、好きだった文章を。

 

きっと、ロックは、自分は何てダメ人間なんだろうと、はいつくばって生きている連中にとって、最高の救済手段なのだ(中略)

それを「大好きだ」と思う心ただ一つが、友を与え、希望を教え、未来へと彼らを運んで見せる。

 

ならば、ロックによってそれを与えられた人間たちは、ロックに対して礼を尽くすべきだ。

最善の方法は、この輝く力を、次世代の、バカで、ダメで、いい奴らに伝えていくことなのだ。(中略)そうやって伝導され転がり続けていくさまを、つまり我々はこう呼んでいるのだから「ロックンロール!」

 

 

「あのな、君、今、どっちや?ロックしとるのか?そうでないんか?」

それは、永遠に、転がり続け、伝えられるべき、問い。

 

 

ロッキンホースバレリーナももっかい読もう。そうしよう。

あと中島らもさん読んでみよう。。